夏は脱水によって血液がドロドロになりやすく血栓ができやすい季節。脳梗塞も一年でいちばん数多く発症します。さらに気温30℃を超えると65歳以上の高齢者の脳梗塞による死亡率が上昇。さらに32℃以上になると死亡率が1.66倍に急増します。
冬の病気と思わず、日頃からサラサラ血を心がけることが大切です。
※1: 国立循環器病研究センターホームページ 脳梗塞の症例数(季節別)平成20〜22年度より
※2: 下記データより
東京医科大学 健康増進スポーツ医学分野 主任教授
東京医科大学大学院医学研究科修了。1996年第1回ヨーロッパスポーツ科学学会若手研究者賞などを受賞。環境や身体活動度の違いによる筋代謝の適応について研究されており、各種サプリメントの効果検証も行う。新たなテーマとして、脱水時にナットウキナーゼが凝固線溶系に与える効果について研究を行っている。1985年アイアンマントライアスロン世界選手権大会出場完走。