血栓予防レッスン -血液サラサラ知識-

意外と知らない、血栓症についての誤解。血栓予防の正しい知識を身につけましょう。

レッスン1:「ナットウキナーゼ」って聞いたことない!?

血栓のみを溶かす、「ナットウキナーゼ」。血栓溶解酵素の働きも促します。

血栓症予防にうってつけなのが、納豆に含まれる天然酵素「ナットウキナーゼ」なのです。

納豆のネバネバした部分に含まれる「ナットウキナーゼ」は、血液の主成分であるフィプリンに直接働きかけ、分解(溶解)する作用があります。さらに、身体の中にある血栓溶解酵素の働きを促進することも。まさに、血栓症の予防には、「ナットウキナーゼ」が最適と言えます。食品としてだけでなく、サプリメントとして摂取もできますので、血栓症対策に毎日、手軽にはじめられますね。

レッスン2:納豆をよく食べているから大丈夫!?

血栓予防には、ビタミンK2を含まない「ナットウキナーゼ」がおすすめです。

実は、納豆には血液をネバネバにする成分、ビタミンK2が含まれています。

納豆には、血管内で血液を固まりにくくする薬ワルファリンの効果を抑えるビタミンK2が他の食品に比べ多く含まれています。ビタミンK2は血液凝固を促す成分として人体には必要ですが、血栓症患者には納豆の摂取を控えるように指導しています。その点、「ナットウキナーゼ」はビタミンK2を含んでおらず、また無味無臭のため納豆が苦手な方など、どなたでも安心して摂取していただけますね。

レッスン3:長期間服用しないと効果がない!?

一度の服用でも血栓分解量が増加する期待の成分「ナットウキナーゼ」。

一度の服用でも、健常者にも、効果あり。血栓症予防にさらなる期待!

これまで、「ナットウキナーゼ」の研究では、2ヶ月間の服用など、長期にわたる試験を行って得られた結果がほとんどでした。最新の研究では、1回の「ナットウキナーゼ」の服用でも、時間単位で血液中の血栓分解量が上がっていることがわかりました。さらに、脳梗塞などの患者ではなく、健常者が服用した場合でも効果が確認されたため、「ナットウキナーゼ」の血栓症予防に対する期待が高まる結果と言えます。

レッスン4:胃で分解されて効果があるのか不安!?

血液にしっかり届く、「ナットウキナーゼ」。韓国版トクホ原料としても認可済みです。

口から摂取しても、分解されることなく血液中に吸収されます。

「ナットウキナーゼ」は分子量が大きく、胃酸に弱い酵素であるため、血中に吸収されないのではと議論されていました。しかし、海外のヒト試験では、口から摂った「ナットウキナーゼ」が血液中に吸収され、時間とともに漸減していくデータが出ています。また、韓国では韓国版トクホである健康機能食品の原料として認定されるなど、今後が楽しみな素材です。